アトミック・ブロンド

まえおき

「くさい」

彼女は席に戻るなりそういった。

「あんた、いつもそれ飲んでいるけどなんで?」

なんでかなぁ、改めて聞かれると正直よくわからない。なぜ僕はいつもこの酒を飲むのだろう。と内心思いつつも、

「そりゃ、まぁ好きだから」

と返す。本心と異なる無難な回答をするということを少しずつ覚えて始めている。もちろん彼女がこの話題を続けたいわけではなく、彼女は彼女で好きなものをバーテンさんに頼む。

「ウォッカをロックで」

かしこまりました、と答えてバーテンさんは去って行く。

ウォッカなんて珍しいね、と僕が言うと彼女は答えた。

「あなたもジャックダニエルを飲めばいいじゃない。私がロレーヌで、あなたがパーセバル」

それは一理あるかもしれない、だけど、

「パーセバルのまねをするなら家で片手でジャックダニエルを注ぎたい」

というと、彼女はさっぱりわからないことを表すために両の掌を天井に向けた。

そう、映画の話。お酒も大事だが僕らはさっきまで見ていた映画、アトミック・ブロンドの話をしたくてこの店に入ったんだ。それに、あんなに作中で酒を飲まれたらこっちだって飲みたくなってしまう。

巨大な影が迫る街で -他でもないあなたの物語-

絶体絶命都市

「絶体絶命都市」というゲームをご存知だろうか。ある街が災害、例えば地震や洪水などに見舞われたとき、その場で生きる民間人を主人公にしたゲームである。

このゲームでは、主人公はジャーナリストであったり、ウェイターであったり、タクシー運転手であったりする。

そんな絶体絶命都市シリーズだが、現在は4が開発中との知らせがある。

1ファンとしては非常に楽しみにしている。